まるで真冬に逆戻りしたかのような
寒い日となった2016年3月11日。
小雨が降りしきるなか、
「第6回東日本大震災追悼・復興祈願祭」が
執り行われました。
■今回の会場、カトリック雪ノ下教会
14時15分、約100名の
神道・仏教・キリスト教の宗教関係者の列が
聖ミカエル教会を出発。
小町通り、駅前を通りながら、
会場となるカトリック鎌倉教会へと向かいました。
■聖ミカエル教会を出発
■神道、仏教、キリスト教の宗教関係者の長い列が続きます
14時46分、教会の鐘の音を合図に
聖堂に集まった参列者の皆さんとともに
5年前のその時に発生した出来事を思い返し、
心をひとつに
1分間の黙祷を捧げました。
■祭壇には、長谷寺から拝借したご位牌が
その後、各宗派による祈りが
行われました。
まずは、神道の祈り。
烏帽子と浄衣を身にまとった
鶴岡八幡宮の神職、約30名が前に並び、
大祓詞(おおはらいことば)を斉唱、
続いて参列者全員で御祓を受けました。
次に、仏教の祈り。
鎌倉市内40ほどの寺の僧侶と
雲水の総勢約80名が祭壇にのぼり、
代表者によるご焼香と「表白」ののち、
「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第廿五偈」と「ご回向」を唱えました。
最後は、キリスト教の祈り。
カトリック、聖公会、日本基督教団の7名の司祭、牧師が壇上にのぼると、
司祭・牧師によるメッセージと祈りが捧げられ、
賛美歌、聖歌が歌われました。
その後、僧侶と雲水による
般若心経が唱えられるなか、
ご焼香が行われました。
当日は、会場の1時間も前から
多くの方にお集まりいただきました。
また、数多くのボランティアの方々に
お手伝いいただきました。
カトリック雪ノ下教会の山口神父によれば、
被災地の災害公営住宅の整備は
5年経った今でも未だ50%。
17万5千人ほどの被災者の方がいます。
プレハブ仮設で孤独死された方約200人。
原発事故による被災者は約10万人といいます。
どうか私達の祈りが届きますように……。
(写真撮影者:粂川真木彦)
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